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日々の破片

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著作一覧

2006-08-05

_ Rjb

RubyForge用のホームページを作った。http://rjb.rubyforge.org

Hikiのmono cssをそのまま使わせてもらっているけど。

というか、ルビーとコーヒーカップに虹がかかっているアイコンを作ろうとしたが途中で挫折したので、なんかハートと良くわからないものだか、ヘッドフォンだかみたいなアイコンになってしまった。

_ 苦労話

苦労話って情熱的だとくどくてうざったいだけだが、全然ないと試行錯誤の経過がアウトプット(たとえば、試行錯誤そのものが、その手順や何が問題なのかと考えたかとか、対象の見方の角度の変え方とか、疑念に対する優先順位の付け方とか、それそのものが知見の塊――それが見当外れだった場合も含め――なので)されない可能性がある。

むしろ、成果が出た後に、正しい順序だけしか示さないことは、高速道路を走らせることでそれそのものには文句のつけようがないとしても、高速道路を建設するにあたってのノウハウは欠落してしまう。むしろ本当に必要なのはそっちかも知れないのに。

もちろん、何が求められているかは見極める必要はあるだろう。

純技術的見地の話が必要なのに、用地買収の苦労とかは不要だろう。逆に用地買収にあたっていかに地元のボスに話をつけるかとかいったコミュニケーション系が求められている場合もありえる。

苦労話というのは、知識や技術に対する人間系コンテキストと考えるとしっくりくるようだ。数学の証明には人間系コンテキストは通常不要と考えられる。特に証明する人にはそうだろう。実際にそうではないことは、数学系の「読み物」がすごくおもしろいことからわかる。むしろ本当に生活していて役に立つ知見はそちらから導かれたりするくらいだ。

それはイドラのインスタンスを明らかにする。

るびまのあれを読み返していて思い出したが、授業のコマ名は覚えていないけど、エラスムス、デカルト、ベーコンの3つ組の授業は細部しか覚えていないけどとても重要だったようだな、と感じる。

教科書を使わず、たしか痴愚神礼賛は話だけだったように記憶してるけど、デカルトは方法論序説、ベーコンは学問の進歩そのものを使った読み下しのような形式の授業だった。というか、その2冊は手元に残っているし。今になってみると読書会みたいな授業だったなと思う。しかも、カリキュラムとしては今になって思うと驚くほどうまく考えられている。最初にエラスムスを出すことで人文主義的な考えの重要性とおもしろさを示し、次に演繹法、そして帰納法へ進み、洞窟から外に出ようと教えてくれたわけだ。授業がおもしろくないわけがない。

方法序説 (岩波文庫)(デカルト/Ren´e Descartes/谷川 多佳子)

学問の進歩 (岩波文庫 青 617-1)(ベーコン/服部 英次郎/多田 英次)

(えーまじかよ。学問の進歩って売ってないのか? 今はどうやって授業してるんだろう。というかもう退官してるか)


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