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日々の破片

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2010-05-04

_ 第9地区

観てきた。

エイリアン側に主人公がつくとか、凶悪な私設軍隊が敵とか、モビールスーツを着込んで大暴れとかどことなくアバターみたいな感じだが、物語性はこちらのほうが相当ある。ヨハネスブルクという場所設定が利いているのかも知れない。それにしてもスラムの墓標のような建物群はどうにもすさまじい。

ドキュメンタリー調で社会学者や元同僚、家族のインタビューを合間にはさみながら、妻の父親のひきで異例の昇進を遂げた男の不幸を描くわけだが、それでも妻や元同僚が信用してくれている(元同僚が黒人で、それは上級職の中にはほとんど存在しないとか、主人公はごくごく当たり前に接しているとか(それにしても防弾チョッキが用意されていないというエピソードなどで周りの圧力の存在が示されているので、逆に主人公が「良い人」ということが示されているのだとは思う。それでも卵に対する接し方やはしばしにエイリアンに対してどう感じているかは見せているわけだ))とか、最後の土壇場で人間復興するとか(ここは直前のシーンの上ずったセリフ回しが読み取りにくいらしく、子供や妻はその時点で何らかの意思疎通の結果として陽動作戦に出たと観ていたらしいが、そんなことはなく、その時点では単なる身勝手な(とは言えそれはそれで当然の選択だ)だけのことだ)、最後にささやかな幸福感を残しているのが良い感じだ。

それにしてもなんでナイジェリアなんだろう? 麻薬の密売人はそのあたりから流れてきた連中が多いのかな。


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