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日々の破片

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2013-07-09

_ 不思議の国のアリス

上野で英国ロイヤルの不思議の国のアリス。

幕があくと、庭園での会食が始まるのだろうか、カメラマン(でドジスンと知り)が3人の女性(子供ではない。2人はアジア風の衣装)を映す。手品。両親、不思議なインド人、本式な手品師(シルクハットからウサギ)。

アリスが何かしていると邪魔をする母親。庭師の小僧を追い出す。時間が止まり、くるくる回りながら地底へ落ちていく。

なんか、英国ロイヤルバレエというと、コジョカルとかマルケスとかちびっ子ばかり観ていたせいで、アリスが大人の女性らしくて意表を突かれた(不思議の国のアリスだけに、やはりちびっ子バレリーナが出てくるのかと思った)。手脚の動きが美しい。

という具合に圧倒的な幕開けに目を丸くして観る。これは最高のバレエの演目だな。

インド人は煙を吐き出す芋虫になり、手品師は気狂い帽子屋になり(atok2013はちゃんと変換できるんだな)、庭師の小僧はジャックになってパイを持って逃げる。

母親はハートの女王で大きな入れ物の中にはキングが隠れている。眠りの森の美女みたいな踊り(片脚で立ったまま男性と握手を交わしていく)だなと思ったら、後から子供がバラの園だから眠りの森の美女なんだと教えてくれる。

カーテンコールでは引っ込もうとする女王を帽子屋が引き留めて先に引っ込むというのを2回。女王はすべったり転んだり暴れたり。これまでこういうコミカルな女性役はサンドリヨンの母親にしろラフィーユマルギャルデの母親にしろ、男性が踊るのしか観たことなかったので、どう見ても女性だが実は男性なのか? とどうでも良いところが気になったりした。

英国ロイヤル・バレエ団 「不思議の国のアリス」(全2幕) [DVD](ローレン・カスバートソン)

帰りに渋谷のタワーレコードへ寄ってDVDを購入。


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