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日々の破片

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2019-04-20

_ 四谷の消防博物館

丸正の上のあおい書店で妻の会計が済むのを待ちながら、何気なく外を見たら、でっかなヘリコプターが向かいの消防署の屋上に停まっていて人が出入りしているのが見えた。

すげぇ、出動か? とか思っていたら、妻が、あれは博物館の展示物じゃない? と言い出した。出動しようとしているんじゃないの? だって、子供がいるじゃん。

あおい書店には何度も来ているが(特に最近は青山原宿近辺から書店がまりあ書店以外すべて消滅してしまったからだ)、だいたい夜だし、特に外を見ることもないので、まったく気づいていなかったことに愕然とする。

というわけで、向いの消防署に初めて足を踏み入れることになった。

無料で、受付に言って首から下げる入館証を受け取るだけの簡単なお仕事だった。

おもしろい。

乗り物がたくさん。

くそ、こんなおもしろいものが近くに存在していたなんて。

1階にはヘリコプターの初號機が展示してあって、あおい書店から眺めたのは参號機らしい。

で、エレベータで5階へ。

が、そこで絶望を味わうことになる。

天気が良く空は青く、風も強くなく、絶好の屋上日和だ。

子供連れの家族がずらーっと行列を作っていてその数10くらい。

1家族が入ると、子供が最大限に満足するまで操縦席を堪能させているので、5分くらい。待っていられないや、残念。

それにしても、本物のヘリコピターの座席に腰かけられるとはおもしろいので、平日に機会を作って再挑戦だ。

それはそれとして展示物もえらくおもしろいし、見ごたえがある。

消防オートバイは、昭和40年代に渋滞を回避するために導入したとかで、後ろに消化器を2本搭載している。が、昭和60年代に活動終了させたとある。

なぜだろう? 家庭に消化器が普及したからかな? 渋滞が解消したということはあまりなさそうだし。最近の家屋は耐火性能が上がったからとかかなぁ。

というような、本当に知りたいことはどこにも書いていないが、その分、考える余地があるのはそう悪くもない。

というわけで、おもしろかった。


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