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日々の破片

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2023-02-08

_ ドリームガールズ

東京国際フォーラムでドリームガールズ。それにしてもいつも思うが最低最悪のホールだな(音とか席とかはまあ良いのだが、階段、エスカレータ、トイレあらゆるファシリティが最悪)。

ドリームガールズはなんといってもクリーブランドでのドリームズとしての最初のステージのシーン(暗闇から光に照らされて3人組が登場してチャチャチャチャッチャと始まるところ)が最高で、もちろんこの舞台でも素晴らしい。日本語訳がうまく決まっている(とはいえ思い出せないわけだが)のも好感度が高い。

ホワイトウォッシュ版のキャデラックが高いところを横から出てきて天使的に歌われるのは最高におもしろい。実に器用な作曲家だ。

ソウルをポップスにする作業って、演歌や歌謡曲をJ-POPにする作業に似ているのだろうな、とか、結局音楽にとってこぶしとか唸り声みたいなものはマスにとっては夾雑物だとしたら、昨今のどこまで本当かわからないが、ギターリフの部分は早回しだかスキップというのと同じことなのだろうなぁとか、だとすると協奏曲のカデンツァも夾雑物なのだろうかとかいろいろ考える。属人性の排除か。すべてがコンビニエンスみたいな。

ミュージカルとしては歌手、演奏、舞台装置、いずれもとても満足した(楽曲の2/3はそれほど好みではないのだが)。カーテンコールの最期に指揮者が呼ばれたのが妙に印象的。


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